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【インタビュー】レーヴ監督「ワールドカップは最後の総仕上げだ」

【インタビュー】レーヴ監督「ワールドカップは最後の総仕上げになるだろう」



ドイツ代表最終候補を選出した合宿が話題です。

Sport-Informations-Dienst (SID)のインタビューで、レーヴ監督は、6/16のポルトガル戦(於サルバドール)で始まるブラジルワールドカップについて語りました。

(問)レーヴ監督、あなたはどの様なワールドカップならば満足できたといえるでしょうか。

レーヴ監督:
2010年は我々は優勝できなかったが、チームの戦いにドイツの多くの人たちは熱狂した。
イングランド戦やアルゼンチン戦でのすばらしい雰囲気が目に焼き付いている。
この感覚を再び遠くからドイツへ届けることができたら嬉しいと思う。

(問)この大会のことを頻繁に考えていますか。またもしかしたらすでに優勝を夢見ていますか。

レーヴ監督:
ときどき夜に選手のフォーメーションについて考えることがある。
負傷者や試合のことについても。だが優勝についてはまだはっきりと考えたことはない。

(問)スペインはタイトルを獲得するのに長い時間待ちましたが、ユーロ2008でタイトルを獲得してから、さらに2つのタイトルを獲得しています(注:2010W杯、ユーロ2012)。
あなたのチームでもこのように上手くいくと思われますか。

レーヴ監督:
それ(スペインのこと)は一般的なことじゃないね。
どんな大会でもそこで勝つには毎回新しい難関がある。
スペインは当時卓越した時代だった。彼らは長い間タイトルを待ったが2008年以降のような良いチームはそれまでなかった。
さらにどのチームにも毎回構成変更があるなかで、3つのタイトルを手にしたことは本当に物凄いことだ。
スペインはすべての大会でほぼ同じチームで出場できた。
他のチームに同じことができるかどうかというのは、疑いの余地がある。

(問)多くの成功経験のある選手はもうすぐ30歳になる。
ラーム、シュバインシュタイガー、ポドルスキやもうすぐ36歳になるクローゼの世代にとってドイツ代表でタイトルをとることはどれほど重要だと思われますか。

レーヴ監督:
シュバインシュタイガーとラームはチャンピオンズリーグや多くの国内タイトルを獲得している。彼らはすでに代表戦100試合出場し、ドイツサッカーにいい影響を与えている。
クローゼはすでに多くの大会でプレーしているが、獲得はまだない。
彼らはすでに驚くべきすばらしいキャリアを歩んでいる。
だたワールドカップのタイトルはもちろんいちばんのものになるだろう。
いうなれば、総仕上げだ。

(問)あなたは既にたびたびブラジルの特別な状況を指摘していますね。
しかしそれについてはシミュレーションすることができません。
現地で起こりうるであろうことについて、選手たちはどの程度準備ができていますか。

レーヴ監督:
我々は選手たちに多くの情報を与えている。しかい彼らは現地でそれを感じるはずだ。
我々はブラジルの環境に慣れないといけない。だからかなり早めにあちらへ向かうんだ。
現地で我々は世界大会をシミュレーションして、さらに昼間や試合のキックオフの時間帯の暑さのなかでトレーニングをする。
そうやって我々や徐々に現地の特別な状況に慣れることができる。

(問)あなたは合わせて12名の選手をバイエルンミュンヘンとドルトムントから招集していますね。
それについてはなんらかの利点があるのでしょうか。
また3回のタイトルを手にしたスペインがレアルマドリードとバルセロナからの選手で構成されていたことが背景にあるのでしょうか。

レーヴ監督:
もし(クラブチームのメンバー同士の)まとまりがあるならそれは欠点にはならないし、良いことだと思う。しかしそれは絶対条件ではない。
私にとっては、選手それぞれの能力と各ポジションで要求されるプレーをすることが重要だ。

(問)このワールドカップで、大スターになりうるドイツ代表選手は誰でしょうか?

レーヴ監督:
それはひとりだけじゃない。私は主役を演じることができる選手を何人も想像できる。
最初はもちろん攻撃の選手が候補にあがるが、ディフェンスの選手においても大きな発見があるはずだ。

(問)ロイスは最近ドルトムントやドイツ代表でもピッチ中央で大きな成果を上げていますね。
しかし、彼の前のポジションである左翼のほうがやはり良いと思いますか。

レーヴ監督:
彼はどちらでもプレーできる。ドイツ代表では大半が左でのプレーで、我々はその出来に満足していた。
彼のような能力がある選手は中央でもプレーできるんだ。
私の判断では彼は最前線ではそれほど効果的なプレーをしない。
彼にとっては奥行のあるところでのプレーがいいのだろう。
中央でのプレーは良いが、トップではなくてトップ下だ。

(問)エジルは今シーズン調子に波がありますが、あなたにとっても悩みの種になってませんか。

レーヴ監督:
私が心配していたのは、彼が怪我をしていたときだ。
しかし彼の成績のことではない。なぜなら私は彼がすばらしい成果を収めることができると知っているからだ。
我々が期待すべきなのは、彼が違いをみつけ試合を決めることができる選手だということだ。

出典:ドイツ代表公式 DFB.de
04.06.2014·14:30·FIFA WM
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